在宅支援について

コロナウィルスが猛威を振るっており、大変な混乱状況となっております。

しかし、就労移行支援において利用者の方は２年間という限られた時間の中で就職に向けてできる限りの努力をされており、私たちもそれに応える形で少しでも利用者の方のためになれないかと日々模索している状態です。その中で、行政からコロナウィルスの影響に対して在宅支援に関する特例的な措置が設けられました。これにより、比較的容易に在宅支援を行うことができることとなりました。

○在宅支援について

在宅支援とは、通所しての支援を基本とする就労移行支援において通所が困難な方を主な対象にご自宅で通所して受ける支援の代わりとして行われるものです。

これまでは在宅支援を取り入れている事業所はあまりなかったそうですが、このような世間の状態になり少しずつですが特例を活用して取り入れる事業所が増えてきました。

私たちも特例措置が出てから割と早い段階で導入し、支援を試みているところです。

私たちの事業所では、今回の感染の拡大による特例だけでなく、これを機会に今後の在宅就労に関する世間的なニーズの変化も見越して取り組もうと考えています。

在宅就労が今後広がると考えると、メールや電話のやり取りなどのビジネスマナー、遠隔でのコミュニケーションの取り方などこれまでとは異なるスキルが必要です。

そのようなニーズに応えられることで障害者就労の幅がより広がるのではと考えています。

○在宅でのトレーニング内容

在宅支援でのトレーニング内容は自己分析や自宅でできる基本的な学習が中心ですが、実際重要視しているのは生活リズムの維持であり、ビジネスマナーやコミュニケーションの習得は生活リズムの次という位置付けで行っています。どうしても自宅にいる時間が長いため、自分を律する意味でも決められた時間に毎日トレーニングを行うようリズムを調整することをお願いしています。また、ストレッチや塗り絵などリラックスするような教材もお渡しし、外出できないことでのストレスや運動不足を解消できるような取り組みも致しております。

○オンラインウェブ面談

利用者の方とのやり取りや見学希望の方等を対象にオンラインでのウェブ面談を実施させていただいています。これも在宅支援を始めたからこそ使用するようになったツールですが、企業によってはウェブ面接をすることがこれまでにもありましたので、利用者の方にも一つの機会となればと思っています。

外出は控えたいけれども何もできないでいるのは気持ちが焦る・・・という方も見学希望の方の中にはいらっしゃいます。そのような方にも同様にウェブ面談を実施させていただいております。このようなツールの使用も在宅ならではかもしれません。

○まとめ

在宅支援が今後世間的に主流になっていくかは今のところ未知数ですが、少なくとも現在の状況においては必要な支援となっています。今後はさらに充実した支援内容とするためノウハウの蓄積に努めていきたいと思っています。

▼スキルアップスマイルトレーニング記事▼

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