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お知らせ・コラム

「みんなともだち みんなたいせつ みんなのこせい」

 毎年42日は、国連で定めた「世界自閉症啓発デー」、そして、日本では、自閉症啓発デーからの一週間(42日から8日)を「発達障害啓発週間」と定めていることをご存じでしょうか?
今回は、自閉症と発達障害について多くの方に知っていただく機会として、少しご紹介したいと思います。

 


「世界自閉症啓発デー」とは
 国際連合が毎年42日に定めた、自閉症の啓発を目的とした記念日です。
世界自閉症啓発デーは、全ての加盟国の支持を得て国際連合総会第76回本会議において20071218日に採択されました。
日本では、世界自閉症啓発デーからの1週間を「発達障害啓発週間」と定め、発達障害について多くの方々に広く知っていただく機会としています。

 

自閉症を正しくご存じでしょうか?
 自閉症という漢字のイメージからか、「常に自分の殻に閉じこもっている」「親のしつけや性格の問題」と誤った理解をされていことがあります。
自閉症の方は、「騒がしい場所が苦手」「曖昧な情報を理解することが苦手」「感想を表現することが苦手」「突然の予定変更が苦手」「失敗することへの恐怖心が強い」など特性は多様で、出来ること出来ないことの凸凹が大きいため、障害のない人から見ると理解できないことがありますが、これは親のしつけが悪い、本人の性格が悪いからではなく、先天的な脳の機能障害なのです。

 

発達障害とは…
 生まれつきの脳の機能の発達のアンバランスさ、凸凹と、その人が過ごす環境や周りの人との関わりのミスマッチから生まれる障害で、行動や認知の特徴によって「ASD(自閉スペクトラム)」「ADHD(注意欠陥・多動症)「LD(学習障害)」の3つに分けられます。
発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手で、特性は見た目でわからないため、「本人の努力が足りない」と思われてしまいがちで、「自分勝手」「変わった人」「困った人」と誤った理解をされていることも少なくありません。

 

みんなちがってみんないい
 一人ひとりみんな違う個性を持ち、どんな人もその個性を尊重され過ごしやすい世の中になることが理想ですが、少数派の人にとって生きづらい状況がまだまだ残っているのが社会の現状です。
その現状を変えていくために「合理的配慮」という考え方があります。
一人ひとりの特徴や場面に応じて発生する障害・困難さを取り除くため、適切な配慮を受けることで、誰もが日常生活、社会生活を営みやすくすることが出来ます。
お互いを認め合い、良さを生かし、誰が暮らしやすい社会となることを願っています。このブログで少しでも「自閉症について」「発達障害について」知っていいただけるきっかけになると嬉しいです。

 

今年もスタッフで「青いもの」を持って記念撮影!

 

 

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