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お知らせ・コラム

車いすバスケってどんな競技?

#ブログ

2021.10.11.

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 東京パラリンピック。
激闘の末、男子車いすバスケが銀メダルを獲得したことは記憶に新しいのではないでしょうか。
「飛ぶ」ことが出来ない車いすバスケにとって、背丈や腕の長さで圧倒的優位に立つ海外の強豪国に
攻守の切り替えの速さ(トランジション・バスケット)で勝負を挑む姿は圧巻でした。

本日はそんな「車イスバスケ」についてお話してみようかと思います。


【車椅子バスケのルールについて】
 
 まず車いすバスケのルールについてですが、基本的には健常者のバスケットボールと同じです。
ゴールの高さやコートの面積、ルール、全てが同じですが、少しだけ違いがあります。
  
●ダブルドリブルが無い
健常者の選手で言う「1歩」は、車いすバスケ選手の「1プッシュ(一度タイヤに触れること)」に相当します。
動くことだけではなく止まるときもタイヤに触れる為、ボールを保持したまま止まる必要があることからこちらのルールは存在しません。
 
●トラベリング
ボールを保持したまま3歩以上歩くとトラベリングになりますが、こちらは同じくです。
車いすバスケもボールを保持したままタイヤを3プッシュ以上すると笛を吹かれトラベリングとなります。
ただし、少し特徴がありまして、、1度ドリブルを入れることでまたタイヤに触れることができます。
 
つまり
プッシュ→プッシュ→ドリブル→プッシュ→プッシュ→ 
でボールを運んで行くということですね!
 
あと、障がいの重い方から比較的軽い方まで「持ち点」というのが付与されます。
重い方は「1」点、軽くなるにつれて「4.5」点まであり、試合は5人の合計が14点までと決められています。
  
車いすバスケは健常者でプレイする選手も多く(大学では健常者のみのチームもあります)、
コートの中では障がいを負った人もそうでない人も一つになれることは素晴らしいのですが、
障がいの重さによるパフォーマンスの差はもちろんあります。

 

そこでこの持ち点制度です。
例えば、

健常者(4.5点)× 5人の場合 = 22.5点となり、持ち点オーバー = 不戦敗となります。

このような持ち点制度を採用することで、どのチームも平等なチーム編成となるということですね。

【車いすバスケ、通称イスバス】
  
 ここまでで察していただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、、
私も選手です笑(ちなみに持ち点は2.0です。)
  現在、某チームで副キャプテンをさせてもらっており、所属期間でいうと67年くらいでしょうか。
 
 ある時期は様々な学校やイベントで体験会の講師として呼んでいただきましたが、講演会でよく質問を受けるのが
 
「車いすバスケをしていて辛いときはありますか?」

というのがあります。
 
これについて、辛いというと少しニュアンスが違いますが、大変と感じる事に「仕事との両立」は皆が一度は抱える課題なのではないかと思います。



 皆さんがテレビで見た日本代表の選手達は皆、チームとして連盟に登録し、強化合宿に参加し、
様々な練習や試合で遠征し、そんな多忙な日々を経て日本代表選手の座を勝ち取っているかと思います。
練習時間の確保の為、アスリート雇用として企業に所属し、日々励んでいる選手も多くいます。
 
このように、目標を持って一心に取り組むことにおいて決して楽な道はなく、だからこそ得た成果はかけがえのないものになります。
これについては障がいの有無は関係ないのではないでしょうか。

 目標を持ち、何事も自分で限界を作るのではなく、今自分が出来ることを考えて、時に休憩もしつつ興味のあることには積極的に取り組み
そうすることできっと素晴らしい未来が切り開けると私は信じています。


        
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