2023.03.13
就労移行支援と地域障害者職業センターって何が違うの?
■就労移行支援って何?
就労移行支援事業は障害福祉サービスの一つで、障害をお持ちの方が一般企業へ就職し、その後安定して働き続けるための支援をすることを目的としています。
就労移行支援事業所は最長2年間のうちに社会生活を送るうえで必要となる生活リズムの確立、あいさつや御礼などの基本的なコミュニケーションや、報告連絡相談など就職後に必ず必要となるビジネスマナーなどを身につけて行きます。
また、パソコン操作などの専門スキルや各種作業に必要な能力を身につけ、社会でより活躍できるようにトレーニングすることができます。
トレーニングで身に付くスキルは事業所によって異なるため、ご自身の目指す就労先で必要と思われることが習える事業所を選択することも大事となってきます。
就労移行支援事業所では担当制となっていることが多く、質問やお悩みなどの相談について担当が窓口となりお伺いします。他スタッフとも協力してお困りごとの改善についてお手伝いさせていただいています。
■地域障害者職業センターって何?
地域障害者職業センターでは障害をお持ちの方に対する専門的な職業リハビリテーションサービス、事業主に対する障害者の雇用管理に関する相談・援助、地域の関係機関に対する助言・援助を実施しています。
障害者職業センターではハローワークとの連携を密に行っており就職に対する支援に強みがあると言えます。また、ジョブコーチ支援も行われており、就職後に困ったことがあったときに相談にのってもらえます。(地域障害者職業センターの一覧)
■「就労移行支援事業所」と「地域障害者職業センター」の違い
どちらも就職活動、就職後と利用することができ、必要に応じて企業に訪問するなどの支援も可能です。
上記で書いたように得意とすることに違いはありますがどちらも障害をお持ちの方の就職を支援するという目的において同じです。
また、両方の機関を併用することも可能で、就労移行支援事業所を利用しながら職業評価を受けるなど障害者職業センターを利用することも可能です。
■その他のサービスの違い