2022.09.16
就労移行支援と職業訓練の違いとは?
目次
就労移行支援とは?
一般企業への就職を目指す障害や難病のある方を対象に、就労移行支援事業所に通いながら知識やスキルを高める障害福祉サービスで、就労移行支援の利用期間は原則24か月(2年間)です。
就労移行支援では、就労のために必要な生活リズムを整えるためのサポートや、コミュニケーショントレーニング、応募書類の作成、就労移行支援事業所の特色によって専門スキル向上のトレーニングなどが受けられます。
職業訓練とは?
職業訓練とは就職に役立つ知識やスキルを習得することのできる公的な制度で、正式には「公的職業訓練(ハロートレーニング)」といいます。
失業保険を受給する求職者向けの「公共職業訓練」と、失業保険非受給者向けの「求職者支援訓練」に大きく分かれており、働きたい人であれば誰でも利用することができます。
またいずれもテキスト代などを除き基本的に無料で利用できる(学卒者や在職者がスキルアップのために利用する場合は有料コース)ほか、一定の要件を満たせば各種手当を受けられる可能性があります。
コース内容は事務系やIT、製造、介護など多岐にわたり、3ヶ月~6ヶ月間のコースが一般的ですが1〜2年間の長期コースもあり、そのなかには有料のものもあります。
就労移行支援と職業訓練の違い
就労移行支援と職業訓練の大きな違いとしては、障害者の支援を前提にしているかどうかがあります。
就労移行支援は就労を目指す障害や精神疾患を持つ方を支援対象としている一方、職業訓練は障害を持たない方でも訓練を受けることが出来ます。
また通所する日数においても、職業訓練は週5日通わなければいけませんが、就労移行支援は個人の体調に合わせて少ない日数、時間から利用を始めることが出来るという違いがあります。
また就労移行支援は障害者総合支援法に基づいて障害者の就労を支援する一方、職業訓練は技能習得を目的としており、日々取り組むトレーニング内容が大きく異なります。
一般的に就労移行支援では自己理解やコミュニケーション能力の向上、ビジネスマナー習得を目指したトレーニングなど多様な内容がありますが、職業訓練はコースに即した専門的な知識や技術を集中的に訓練します。
そのほかにも就労移行支援と職業訓練では異なる部分がありますが、どちらも平日に通うという点は同じであること、職業訓練は週5日通う必要があることから、就労移行支援と職業訓練は併用して利用するサービスではありません。そのため、就労移行支援と職業訓練どちらを選ぶべきか悩んでいる方はぜひ支援機関へご相談いただくことをおすすめします。
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