2023.03.10
精神障害(鬱、パニック障害、統合失調症)の方の就職・就労のポイントを詳しく解説します
スキルアップスマイルでは、精神障害をお持ちの多くの方々が、就職に向けて日々トレーニングに励んでおられます。
精神障害をお持ちの方がどのようにトレーニングをされているのか、精神障害によって就職活動において、どんな困りごとがあるのか、就労支援についてご紹介したいと思います。
◇精神障害とは
精神障害とは、何らかの脳の器質的変化あるいは機能的障害が起こり、さまざまな精神症状、身体症状、行動の変化が見られる状態のことをいいます。脳内で生物学的な変化が起こって、一連の症状が引き起こされているものですので、「気の持ちよう」などといった精神論でどうにかなるような状態ではなく、「脳の病気」として捉えることが重要です。
精神障害の代表的なものとして、統合失調症や気分障害(うつ病、双極性障害、躁病)、てんかん、依存症、高次脳機能障害などがあります。
症状の変化や特性に、当事者自身でも気づかないことがあったり、傍らから見た目では分かりにくかったりするため、状態についての周囲の理解を得にくいことも、精神障害をお持ちの方の苦労として知られています。
◇就職・転職での困りごとは?
精神障害をお持ちの方は、職場での環境や人間関係や、その変化でも影響を大きく受けることがあり、安定して就労を継続することが難しいといわれています。
実際に、法定雇用義務に精神障害が加わったことで、法定雇用率も上がってきてはいますが、定着率はまだまだ低い水準となっており、1年後の職場定着率は、ざっと50%ほどです。
出典:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「障害者の就業状況等に関する調査研究」
離職の原因は様々ではありますが、会社の雰囲気や人間関係、仕事内容などが合わず、ストレスを溜まっていき、体調を崩してしまうケースが非常に多くあります。
まずは、自身の特性や働きやすい環境をよく知り、それらに合った就職先を見つけることが、精神障害をお持ちの方の就職で大切なポイントとなっています。
◇就労定着率支援 精神障害の方の就職・就労のポイント①
スキルアップスマイルでは、就職後も安心してお仕事を続けていただけるよう就労定着支援を実施しています。
全国的に見ても定着率は高い水準になっており、ご利用者の皆様にも安心してお仕事をしていただいています。
詳細はこちらのブログ記事をご覧ください。
◇精神障害の方の就労支援 精神障害の方の就職・就労のポイント②
精神障害をお持ちの方の就職において、まずは『自己理解』を進めることが重要です。
スキルアップスマイルでは、トレーニングの中で行う自己分析(HQ Profile)に加えて、担当のスタッフとの面談で、その方に合った自己分析の方法をご案内して一緒に進めています。
自身の特性や体調の変化について深く理解することで、実際に働く上でどんな困りごとが出てきそうか、どんな環境なら長く働く続けることができそうかが見えてくるのです。
◇長く働き続ける為のトレーニング
スキルアップスマイルでは、ITトレーニングに力を入れていますが、それだけではありません。
精神障害をお持ちの方が、就職するだけではなく長く働き続けることができるよう、自己理解、障害理解、心や身体のケアのポイントを学んでいただくことができるマネジメントなどのトレーニングも取り入れています。
ハードルが高いなぁ・・・と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身のペースに合わせて達成できる目標を立てながら、担当のスタッフと一緒に就職に向けて取り組むことができますので、ご安心くださいね。
今回は、【精神障害の方の就職・就労について】ご紹介させていただきました。
精神障害をお持ちの方やそのご家族の方など、気になることや不安なことなどありましたら、随時見学や体験を行っていますので、お気軽にお問合せください。
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