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個別支援計画とモニタリングとは?

個別支援計画とは?

「個別支援計画」とは、「一人ひとりのニーズや条件に合わせて支援する計画」で、支援全体をプランニングする「サービス等利用計画」に対し、事業所での具体的な支援内容を明確化するのが「個別支援計画」です。

 

相談支援専門が作成する「サービス等利用計画」「個別支援計画」はお互い連動していることが必須で、事業所ではこの個別支援計画に基づいて支援者は支援を行っています。

 

個別支援計画の実施状況把握(モニタリング)

 
個別支援計画作成後、3か月に1回以上は実施状況の把握をし、必要に応じて計画の見直しを行うことをモニタリングといい、サービス管理責任者とご本人、担当支援者と一緒に振り返りの面談を行います。

 

 

モニタリングは単に「計画通り目標が達成しているか否か」を把握するのではなく、モニタリングを行うことにより、今必要なことが分かり、具体的な目標が見えてくることもあります。


モニタリングに基づく個別支援計画の変更はあるの?

モニタリングによって支援内容を維持する場合もありますが、個別支援計画の見直しが必要な場合は変更を行います。

 

例えば…
■より具体的な目標が見つかった
■支援の内容が現状に合っていない
■生活や環境の変化
■別の課題が発生している
などがあります。

 

個別支援計画も支援計画作成からモニタリングとPDCAサイクルを回すイメージが分かりやすいかもしれませんね。

 

 

P」計画を立てる:出来るだけ具体的な支援計画を作成。

 

 

D」実行する:ご本人の活動内容、スタッフの支援内容を実際に行います。

 

 

C」確認する:モニタリングをし、計画通りにいかないことも含めて、実行してみてどうだったか、出来た点、出来なかった点の要素を明らかにし、次の目標に繋げます。ここでは、ストレングス(強み)に着目します。

 

A」修正する:できなかった点だけに目を向けず、できた点にもしっかりと目を向ける。出来なかったことを改善していくことは必要ですが、出来たことを次はもっと質を高めてできるように、次の計画に繋げます。

 

就労移行支援は利用できる期間が2年間と決まっているので、「就職」という大きいな目標に向かうために、今必要なことを明確にして小さなステップを踏む計画作りをします。

まとめ 

計画は達成するために立てるもので、他者にやらされていると思うより、ご本人が達成可能で、頑張りたい、やりたい、出来そうと思える3か月の目標を設定し目標を達成することで、自信をもって次に進めるようなプランにすることが大切です。

また、生活する中でご本人の環境や生活も変化し、環境等が変わればご本人のニーズも変わりますので、計画だから絶対この通りにしなければいけない!!というよりも、ご本人に寄り添い柔軟に変化させ、ご本人と一緒に目指す方向を確認し、「前に進む原動力」となるプランや「やってみよう」と一歩を踏み出すようなプランを立てるよう心がけています。

 


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