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社会人基礎力と求められる3つの能力とは?

 

社会人基礎力とは、有力な民間企業数社を有識者として意見収集し、2008年に経済産業省が定義した社会人としての基礎スキルのことです。

 

主に新卒などの社会経験が少ない若者を対象とし、職場や地域社会でさまざまな人々と仕事をしていくために必要な力を「3つの能力」と「12の要素」で定義してあり、2023年の今も変わらず提唱し続けられて、産業界からの評価もとても高いものとなっています。

 


■3つの能力とそれぞれの要素は以下で構成されています。
 
1.前に踏み出す力 (アクション)
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力であり、指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できる力が必要です。
【要素】「主体性」「働きかけ力」「実効性」
 
2.考え抜く力 (シンキング)
疑問を持ち、考え抜く力であり、論理的に答えを出すこと以上に自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力が必要です。
【要素】「課題発見力」「計画力」「創造力」
 
3.チームで働く力(チームワーク)
  多様な人々とともに、目標に向けて協力する力であり、グループ内の協調性だけに留まらないない人々との繋がりや協働を生み出す力が必要です。
  【要素】「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「状況把握力」「規律性「ストレスコントロール力」」

■ではこの社会人基礎力を高めるためには、どのような意識を持ち、行動していけばいいのでしょうか?
 
まずは自分の社会人基礎力をしっかりと把握することこそが重要です。自分は社会人基礎力のどの能力が高くて、何が低いのかを明確にすることから始めれば、何をどう伸ばし、どんな弱みを少なくすれば良いのかがわかるからです。
 
次に、働いているとき、あるいは日常においても常に社会人基礎力を意識しながら考え、行動することです。

 

特にコミュニケーションは社会人基礎力の中心的な要素であり、自分の意見や情報を明確に伝えるスキルを磨くのと同時に、聞く力を高めることがとても重要です。
 
3つ目に、上司や先輩などメンター、あるいは家族や友人などのあなたをサポートしてくれる方、支援をする立場の方々に協力を仰ぎましょう。

 

そしてその方々の助言やアドバイスにしっかりと耳を傾けて前向きに受け止め、少しずつ改善に取り組んでいくことです。

 

とても重要なことは、社会人基礎力の3つの能力や12の要素は決して短期間で向上できるものではないことを理解し、あせらずコツコツと高めるべき能力の向上に取り組むことです。
 
私たち就労移行支援事業所スキルアップスマイルでは、独自の自己理解促進ツールであるHQ Profile®を活用してご利用者の1人ひとりの方々の強み弱みを明確にしながら、社会人基礎力の向上にも取り組んでいます。

 


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