2023.08.21
ADHD(注意欠如・多動性)とは?/サポートのある支援機関
ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)は、注意欠如・多動性障害と呼ばれる発達障害の一種です。
主に注意の欠如、過剰な活動性、衝動性の3つの症状が特徴とされています。以下にそれぞれの特性を具体的に説明します。
① 注意の欠如
・集中力が続かない
・細かい作業が苦手でミスが多い
・指示やタスクを忘れがち
・物を失くしたり、整理整頓が難しい など
②
過剰な活動性
過剰な活動性
・目的なしに行動したり、落ち着かない
・手や足を絶えず動かしたり、静かに座っていることが難しい
・落ち着いているように見える状況でも、内部的には不安定なエネルギーを感じることがある など
③
衝動性
衝動性
・衝動的でよく考えずに行動する
・社会的なルールを守るのが難しく、他人との関わりでトラブルが起こりがち
・危険をかえりみずリスクを取ることがある など
ADHDかどうかは自己診断ではなく医師の評価が必要です。
ADHDは治療可能であり、行動療法や薬物療法(判断に基づいて処方される場合もあります)で特性を和らげていくことも可能です。
日本におけるADHDの有病率は成人では3%前後と言われていますが、潜在層も含めればもっと多いと思われます。
一方でこだわりも強く過集中の傾向があり、さらに行動的なため、その人にあった仕事が見つかる高い能力を発揮する可能性もあります。
ADHDであるとカミングアウトしている著名人も下記のように多くいます。
黒柳徹子さん
さかなクンさん
ジミー大西さん
深瀬慧さん(SEKAI NO OWARI)
なお、ADHDの特性を持つ方が「働くこと」を目指すときに利用できる機関は以下のように数多くあります。
ハローワーク
正式には公共職業安定所という就労を希望する人に求人を紹介したり、その他の就労に必要な情報や知識、訓練を提供するなどしてその就労を支援します。全国に500ヶ所以上のハローワークがあります。
地域障害者職業センター
独立行政法人が運営する障害者の就労に関わる相談や支援(専門的職業リハビリテーション)をおこなう機関です。
具体的には職業評価、職業指導、職業準備訓練および職場適応援助を提供します。
障害者就業・生活支援センター
障害者の就業と生活両面での相談支援を実施する機関です。雇用、保健、福祉、教育等の関係機関と連携し、障害者の問題を具体的に解決します。
就労移行支援事業所
一般企業などでの働くことを希望する障害のある人で、就労できる見込みがある人に対して通所でトレーニングを実施する事業所です。
事業所内でさまざまな訓練や実習(ビジネスマナーやパソコンスキルなど)をしたり、就職活動のサポートもします。
ADHDの特性を持つ方は急増しており、先述のように多くの著名人もADHDであることを開示して、社会での理解もかなり深まってきています。
もしご自身が自分にもその特性があるのかな?と思われた場合、安心して上記のようなさまざまな機関に相談されることをお勧めします。
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