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大人の発達障害って何?/専門のスタッフが解説!

 

  ■大人になって発達障がいが顕在化することも

 

 

発達障害は、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害、チック症、吃音など、生まれつきみられる脳の発達の違いによる障害です。

 

 

生まれながらの違いですので「大人になってから発達障害になる」というわけではなく、子どもの頃から特性が現れていても家族や周囲の方にフォローされていて、本人も周りの方も気づかないまま大人になるケースも多くあります。

 

 

そしていよいよ就職活動…

 

実際に働き始め、より高度で複雑なコミュニケーションを求められたり、相手の表情を読んだり、複数のことを並行したり、計画的に進めたりすることなどが必要になってくると、人間関係や仕事でつまずいたり、困りごとが増えてきて、初めて自分の障害に気付く訳です。


    


  ■ 大人の発達障害の特徴

 

 

発達障害には、注意欠如・多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)などがあり、それぞれ主に下記のような特性があります。

 

 

[注意欠如・多動症(ADHD)]
・気が散りやすいため一つの物事に集中することが苦手でケアレスミスが多い
・自分が興味を持つことには積極的に取り組むことができるが集中し過ぎてしまう
・片付けや整理整頓が苦手で物の置き忘れや無くし物が多い
・約束や時間を守ることが苦手
・落ち着いてじっと座っているなどのことが苦手
・衝動的な発言や行動をすることがある

 

 

[自閉スペクトラム症(ASD)]
・職場で上司や部下、同僚などとうまくコミュニケーションを取ることができない
・職場やグループの暗黙のルールを理解できないため共同作業を行うのが難しい
・音や照明に過剰に敏感であったり逆に鈍かったりする
同じ服や同じ作業手順にこだわる

 

 

大人の場合には、長い期間において置かれている環境にうまく適応できなかったり、ミスを重ねてきたりしていることが多いため、自信を無くしてしまってうつ病やパニック障害などを併発するリスクが高いため、特にADHDの場合は特性を和らげる薬もありますので、早めに専門の医療機関で診察を受けることが望ましいです。

  


    ■本人の工夫や周囲のサポート

 

 

発達障害は生まれ持った特性であり根本的に「治る」ことはありませんので、まずは自分の苦手なことをしっかり認識し、どうそれをカバーしていくのかを考えた方が良いでしょう。

 

 

忘れ物が多い場合は必ず「持ち物リスト」を作るクセをつけたり、時間を忘れて何かに熱中してしまう場合は、スマートフォンの機能を使って一定時間になればアラームが鳴るようにするなどです。

 

 

また、周囲の方にもしっかりと自分の苦手なことや特性などを伝え、たとえば仕事の依頼の際には箇条書きのメモで指示をしてもらったり、一定時間ごとに作業した内容を確認してもらったりなどの配慮やサポートをお願いしていきましょう。

  

 



  ■まとめ

 

 

大人の発達障害は、生まれつきにみなれる脳の発達の違いによる障害で、幼少期には周囲のサポートによって顕在化しなかったものの、就活時や就職後などに困りごとが増えてきて障害に気付くものです。

 

 

大人になって発達障害の特性が露わになると、自己肯定感が下がってしまってうつ病などの二次障害が生じることが多いため、早めに診察を受けることが大切です。

 

 

ただ、医療機関の診察を受けることにまだ抵抗がある方も多いでしょうし、障害のある方を支援する機関は数多くあり、まずは相談することから始めてみられてはいかがでしょうか?

 

 

京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルは、京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。

 

 

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