事務職を中心に就職と定着をサポートする
京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイル

お知らせ・コラム

適応障害の方に向いている仕事とは?/配慮ポイントなども解説!

 

  ■「適応障害」とは?

 

 

適応障害とは、特定のストレスの原因に適応できず、さまざまな症状を引き起こして仕事や生活に悪影響を引き起こす精神疾患です。適応障害の症状は以下のように精神面や行動面、体調面に現れます。

 

 

1)精神面 … うつ病などで見られる抑うつ状態や不安、怒り、焦りなどがあり、学校や職場では仲間とのコミュニケーションに変化が売まれ、関係性の悪化につながります。

 

 

2)行動面 … 勉強や仕事に積極的に取り組めなくなり、集中力が低下してミスを繰り返したりします。また、学校や職場に行くのが苦痛になって遅刻や無断欠席・欠勤が増えたり、自暴自棄になったり、暴飲暴食をしたりもするようになります。

 

 

3)体調面 … 抑うつ状態や不安があるため、頭痛や倦怠感、食欲不振、睡眠不足があったり、強い不安から手の震えやめまい、発汗、吐き気などの症状が生まれます。

 

 

適応障害の症状はうつ病などに似ていますが、適応障害の場合はその原因となっているストレスへの対処がうまくいくと症状は治まる傾向にあります。

 

まずは医師などにしっかり相談することが重要です。

 

 

 

 

 

 


  ■適応障害の方の仕事選び(配慮を要望すべきことなど)

 

 

適応障害を含む精神疾患は症状が軽くなるまでに一定の期間が必要で、また再発のリスクも高いため、決して焦らず就職活動をすすめることをお勧めします。

 

 

仕事選びに際しては、適応障害の症状の発症には波がありますので、時短勤務や在宅ワークなどができたり、柔軟に業務量や勤務時間も調整できたりする仕事や職場であることを検討すべきでしょう。

 

 

また人とのコミュニケーションにストレスを覚えるケースも多いため、あまり頻繁に会話をしなければならない仕事や職場は避けた方が良いと思われます。

 

 

同時に、営業系などの成果を問われる仕事や職場はプレッシャーがかかりますので、こちらもあまり適した働き方ではありません。

 

 

ですから職場の方々には…
・症状が出た際には仕事量や勤務時間の調整
・働く場所などを柔軟に変更してもらう
・できる限り複雑なコミュニケーションやプレッシャーを感じることが少なくてすむ仕事を割り振ってもらう。
・指示の出し方などに工夫を凝らしてもらったりなどの配慮を求めるべきかと思います。

 

 

 

 

 


  ■適応障害の方に向いている仕事とは

 

 

前述のように考えると、事務や経理などのバックオフィス業務は業務量や業務時間が調整してもらいやすく、また定型作業が多いため、適応障害の方には向いている仕事の1つです。

 

 

また、工場や流通業での検査や出荷、品出しなども一度業務の流れを覚えてしまえば後は黙々と作業することができ、コミュニケーションに不安を覚える方には適しています。

 

 

あるいはプログラマーやデザイナー、ライターなどは、納期が迫ってくると少しプレッシャーが発生しますが、在宅ワークなどでも自分のペースで働けるため、検討しても良い仕事でしょう。

 

 

 


  ■ 就労移行を利用するメリット

 

 

適応障害などの精神疾患は再発の可能性が高く、決して焦って就職を目指すべきではありません。

 

また就職には成功しても予断は許さず、職場の方々の理解や協力のもと、体調と相談しながら長期就労を目指していきたいものです。

 

 

ハローワークを始めとして精神疾患のある方を支援する機関はたくさんありますが、適応障害の方が就労移行支援を受けることはメリットが大きいと思われます。

 

 

就労移行支援事業所は、障害手帳をお持ちの方や医師からの診断をもらっている方が原則2年間利用でき、利用される1人ひとりの方の障害特性や状態などに応じて支援計画を立て、1つの職場に永く定着してもらうことを目的とした事業所です。

 

 

ですから晴れて就職した後も6か月間は定期的な面談を受けられ、その後も3年間の定着支援を受けることが可能であり、再発をしやすい統合失調症に方にとっては長い期間で利用できるメリットがあります。

 

  

 

 


  ■ まとめ

 

 

適応障害は特定のストレスに適応できずに、仕事や生活に支障が生まれる精神疾患の1つです。

 

 

適応障害の症状はうつ病や不安障害などに似ていますが、原因となっているストレスへの対処がうまくいくと症状は治まる傾向にあります。

 

 

適応障害の方の仕事選びにおいては、業務量や業務時間を柔軟に変えてもらえるような仕事や職場、頻繁なコミュニケーションの必要がなく、またプレッシャーを感じることが少ない仕事や職場である方が良いでしょう。

 

 

ただし再発のリスクも高いことから、医師などとの相談をもとに焦らず就職活動を進めるべきで、また1つの職場で長く働き続けるためには職場の方の理解や協力を得て短時間勤務から始めるなどを検討される方が良いと思われます。

 

 

その意味において、さまざまな福祉サービスの中でもじっくりと職場定着をサポートしてくれる就労移行支援事業所を利用されることを検討されてはいかがでしょうか。

 

 

私たち京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルでも適応障害の方がご利用され、さまざまなトレーニングを受けて一般就労に成功し、その職場で長く勤めておられる方もおられて、そんな実例をお伝えすることもできます。

 

 

京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。

 

 

スキルアップスマイルがどんなところか気になる! 少し相談してみたい!という方は、まずは下記のページをクリックし資料をダウンロードしてみてください。
 

前の記事:
«

まずはお気軽にご相談ください

京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルが、一人ひとりのご状況に合わせて就職と定着をサポートしていきます。

利用者の男性と女性