2023.03.09
定着支援とは?/3分で説明します!
■就労定着支援とは?
就労移行支援事業所をはじめ、就労継続支援A型事業所、就労継続支援B型事業所、生活介護事業所、自立訓練事業所等の利用を経て、一般就労をしている障害のある方が、長く職場定着できるよう、企業・関係機関・家族との連絡調整、相談などの必要な支援を約3年にわたり行うサービスとして、2018年4月に新たに創設されました。
上記の福祉サービスを利用し就職した場合、就職後~6か月間は、その事業所が提供する職場定着支援をフォロー期間として無料で利用でき、就職後7か月目以降3年が就労定着支援の期間となります。
■どんな人が対象なの?
就労定着支援の対象者は、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、生活介護、自立訓練サービスを経て一般就労をした方です。
■定着支援のメリットは?
一般就労を続けるうえで生じる生活面の課題としては例えば、生活リズムが崩れたりすることで生じる遅刻や欠勤の増加、身だしなみの乱れ、薬の飲み忘れなどが挙げられます。
このような生活面での課題は安定した就労に影響を与え、離職率を高めるリスクとなり得ます。
また当然、職場での職務や雰囲気へ慣れない、コミュニケーションがうまくできないなども離職の大きな原因となります。
定着支援が「あり」と「なし」で1年後を見てみると、定着率は「支援あり」が73.2%で「支援なし」が52.6%となっており、比較すると約20%の差があるということがわかり、支援を受けたほ
うが継続して働ける可能性が高いことが伺えます。
うが継続して働ける可能性が高いことが伺えます。
(グラフ参照)
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 障害者の就業状況等に関する調査研究「就職後の支援機関の定着支援別にみた職場定着率の推移と構成割合」
また、スキルアップスマイルでの定着率は1年後も83%と全国的にも高い水準となっています。詳しくはこちらからご覧ください。
就労移行支援を利用し、就職し継続して就労定着支援を受けると、今まで関わりのあるスタッフが引き続き支援に当たる事が出来るので、定期的な月 1 回の面談の機会にも、困ったことをすぐに相談しやすく、メリットの1つと考えられます。
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