2023.08.30
地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)って何?/就労移行との違いやサポートの特色を解説!
目次
地域若者サポートステーション(以下サポステ)とは?対象年齢や利用条件は?
サポステは厚生労働省から委託されたNPO法人や民間企業、学校法人、社団法人などによって運営されていて、全国に177カ所あります。利用対象者は在学中以外の方で、理由を問わず働いていない15歳から49歳までの方とその保護者の方になます。
障害の有無にかかわらず下記のような状態などで、自分や家族だけでは一歩を踏み出すことが難しい方々をサポートする施設です。
・働きたいけど何から始めたらよいのか、どうしたらよいのか分からない |
・社会に踏み出す勇気がでない |
・人間関係がうまく築けない |
・どんな仕事が向いてるかわからない |
・ひきこもり生活から抜け出せない 等々 |
一部の有料の心理カウンセリングなどを除けば原則無料で、利用期間はおおむね3ヵ月~1年未満
具体的な支援内容はひとり一人の状態やスキル、目標によって違い、通う頻度や期間なども相談員と一緒に考えていきます。
決まったカリキュラムに必ず参加する必要はなく、ひとり一人の課題や希望に合わせて本人のペースで就職に向けてのサポートを受けられるところが特徴です。
カリキュラムは主にコミュニケーション・ビジネスマナー・自己分析・ストレスマネジメントなどの講座やPC基礎スキル講座
清掃・調理補助・事務補助・軽作業などのジョブトレーニング
職業適性検査・履歴書の書き方・面接の練習・ハローワーク同行などの就活サポートなどがあり、他にも地域と連携した各サポステ独自の取り組みも多いです。
就労移行支援事業所との違いは?
就労移行支援事業所は、障害のある方や医師からの診断書がある方などが利用でき、基本的に民間企業や教育機関などへの一般就労を目指す施設です。
障害に関する知識が豊富な支援員が、利用者1人ひとりの希望や状態などに合せて個別に丁寧にサポートします。
利用できるのは18歳から64歳の方までで、在学中の方でも最終学年の方なら利用可能となります。
基本的には、毎日事業所に通所して生活リズムを整えることから始め、それぞれの事業所が実施するカリキュラムやトレーニングに参加して、1~2年をかけて民間企業などで安定的に業務できるスキルを高めていきます。
民間企業などで働くことを目的としていますので、トレーニングについてもコミュニケーションやセルフコントロール、ビジネスマナーなどや事務ほかの作業についても、段階に応じてより実践的なスキルを体得することを目指す内容が増えていきます。
また実際の就職に向け、障害理解や自己分析、履歴書の書き方、面接練習なども利用者1人ひとりに合わせて具体的に支援してもらえます。
サポステの利用方法
①電話予約
サポステを利用するには登録のための面談が必要ですので、まず電話などで予約をします。利用者ご本人だけでなく、家族の方が予約しても構いません。
②紹介面談と手続き
登録手続きも兼ねた面談になります。就職に関する不安や悩み、サポステを利用したいと思った理由などのヒアリングがあります。
③個別面談
担当の相談員が個別面談をし、1人ひとりに合ったカリキュラムやトレーニングが提案されます。
④就活準備・各種支援
相談員からの提案や利用者ご本人が希望するトレーニングなどに参加します。
まとめ
サポステは障害のない方も利用できる施設です。受入れの間口が広く、1人ひとりが相談員の提案などに沿って自由度高くカリキュラムなどを利用できるところが特徴です。
―方で就労移行支援事業所は、障害があったり医師の診断書があったりする方のみが利用でき、毎日通所をして民間企業などで安定的に働くスキルをじっくりと身につけていく施設です。
サポステを利用する中で就労移行支援事業所の利用を進められるケースも多く見られます。
障害のある方でも、まだ民間企業などで働こうという決意には至っていない方は、まずはサポステに相談されることから始められてはと思います。
私たち京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルも京都のサポステと密に連絡を取り合っていますし、さまざまな相談も受け付けています。
京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。
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