2023.10.17
うつ病の特徴や原因は?/サポートしてくれる支援機関まで解説!
■ うつ病とは?うつ病になる原因は?
うつ病は精神疾患の一つで気分障害に属します。これは長期間にわたって持続的な悲しみや絶望感、無気力感などを伴う病気で、精神面だけでなく身体面にも症状が現れ、日常生活においても大きな影響を及ぼすことがあります。
1)精神的な症状には以下のようなものがあります
・深い悲しみや絶望感がある
・無気力感や興味の喪失感がある
・集中力が低下する
・自分を責める
・死にたくなる
2)身体的な症状には以下のようなものがあります
・疲れやすく体がだるい
・睡眠に問題がある(寝付けない/早朝覚醒/寝すぎる)
・食欲が変化する(食欲喪失または過度な食欲)
・体重が大きく変動する
3)うつ病になる主な原因は?
実はうつ病の明確な原因は解明されていませんが、主に以下のようなことが原因であろうと考えられています。
・遺伝的な側面…家族にうつ病の病歴があると遺伝的なリスクが高まることがあります
・脳内の化学物質の不均衡…脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることがうつ病の原因の一つと考えられています
・ストレス…強いストレスやトラウマがうつ病を引き起こす原因となることがあります
・生活の変化…学業や仕事、人間関係などの大きな変化がうつ病のリスクを増加させることがあります
②セルフチェックはどのようにすれば良いか?
セルフチェックでは自分の気分や症状をよく観察しましょう。以下の質問に答えてみてください。
・ずっと悲しい気分が続いていますか?
・落ち着かず常に不安にかられていますか?
・日常の活動に関して興味を持てなくなったり、楽しみが少なく感じたりしていませんか?
・集中力が低下していることはありますか?
・自分を責めたり、自己評価が低くなったりしていませんか?
・疲労感が強かったり、眠れなかったり、食欲がわかなかったりしますか?
これらの質問の多くに「はい」が当てはまる場合、うつ病の可能性が高いかもしれません。
うつ病の症状は個人差が大きく複雑ですのでしっかり医師の診断を受け、適切な治療を受けながら回復を目指すことが重要です。
③うつ病の方の仕事をサポートする支援機関
うつ病のある方が就職したり仕事を長く続けられるようにサポートしてくれる機関が各地域に数多くあります。ここではそのうち4つの機関を紹介します。
1 1)精神保健福祉センター
精神保健福祉センターはうつ病などのこころの病気について幅広く相談ができる支援機関です。
各都道府県や政令指定都市に設置されており、精神保健福祉士、臨床心理士、保健師などの専門家が在籍し、メンタルヘルスに関する困りごとなど多岐にわたって相談できます。
2)障害者就業・生活支援センター
障害者就業・生活支援センターはさまざまな障害のある方の自立と職業生活が安定化することを目的とした機関です。
生活面での支援も行っており、センター窓口での相談や、職場や家庭訪問なども実施していて、何か困ったときに頼れる相談場所として近くのセンターに登録しておくと安心です。
3)地域障害者職業センター
地域障害者職業センターはさまざまな障害のある方が、専門的な職業リハビリテーションを受けられる機関です。
ハローワークや企業、医療や福祉機関などとも連携しているため、障害者一人ひとりのニーズに応じて専門性の高い支援が受けられます。
4)就労移行支援事業所
就労移行支援事業所は障害のある方の一般企業などへの就職をサポートする支援機関で、うつ病などの方も対象になります。
事業所により支援内容は異なりますが、就職に役立つ知識や流行らく上で必要なスキル、自己管理の方法を学んだり、実際の就職活動の準備などのサポートが受けられます。
④まとめ
うつ病は精神的な症状や身体的な症状が現れる精神疾患の1つです。
さまざまな要因で発症するため、セルフチェックでうつ病の疑いを感じればしっかりと専門の医師の診断と治療を受け、焦らずに回復を目指しましょう。
また、就職や職場での定着などをサポートする機関は数多くありますので、支援をうけながら安定的に働けることを目指しましょう。
京都の就労移行支援事業所である私たちスキルアップスマイルでも、うつ病のある方が通所でトレーニングを積み、実際に就職されて長くその会社で活躍されている方が数多くおられ、そんなさまざまな実例をお伝えすることもできます。
京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。
スキルアップスマイルがどんなところか気になる! 少し相談してみたい!という方は、まずは下記のページをクリックし資料をダウンロードしてみてください。
前の記事:
« 法定雇用とは?