オフィスワークや事務職を中心に就職と定着をサポートする
京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイル

お知らせ・コラム

特集「京都で障害者が安心して働けるために -サポート機関の場合」vol.6/京都障害者就業・生活支援センターpart.2

 

京都には障害のある方をサポートする機関が数多くあります。

この特集では京都のそれぞれのサポート施設や事業所が、どのような思いでどのような支援をしているのかをお届けしていきます。

 

就業面だけでなく生活面もサポートする

前回と今回は、労働局と京都府から委託されて、京都市で「働くためにどうしたらよいか」「採用されても長く続けられない」「自立して生活したい」などの悩みを持つ障害のある方に対し、専門の支援員が就業面だけでなく生活面までもサポートしている京都障害者就業・生活支援センター(通称ナカポツ)さんを紹介します。

ナカポツさんでは、①働けてはいるけど困りごとを抱えている障害のある方への支援、②障害のある方の雇用に関する企業への支援、③一般の職場で働きたい障害のある方への支援、④障害のある方の一般就労をサポートする機関への支援の4つを実施されていますが、前回は①と②について、今回は③と④についてお話を伺いました。

一般の職場で働きたい障害のある方への支援

Q.障害のある方が一般の職場で働くための支援をされています

当センターを利用される半数弱の方は、今は仕事に就いておらず一般の職場で働くことを目指している方々です。一度は働いた経験がある方のほうが多いと思います。

ハローワークを中心にして、卒業した支援学校や医療機関の先生、ご家族から紹介されて当センターを知ったり、自らネットで調べてお電話をいただくことが多いです。

これらの方々についても、お電話をいただいた段階から障害の特性や状況、希望する働き方などについてしっかりお話を伺うようにしています。

Q.電話から相談、サポートに至るまでの流れを教えてください

お電話をいただく際の状況は本当に人それぞれで、就活はしたいもののただ悩んでいるだけだったり、ほとんど準備ができてなかったりする場合もあります。また働くイメージはできていても何かしらのハードルや不安を感じておられるケースもあります。

当センターとしても「よろず相談」的にお電話いただければと思っています。

そして、ハローワークに同行して求職登録のお手伝いするだけの場合もあれば、軽作業をしていただいて働くための基本的なスキルを把握することもあります。

Q.ナカポツさんとしての就労支援はどのようなことをされていますか?

社会人マナーや面接の練習、履歴書の書き方など就活に必要な準備をサポートする一方で、企業見学などを通じて「働くこと」に対するイメージを膨らませてもらい、1人ひとりの方ついてどのような業種や仕事が合っているかなどを一緒に考えたりもします。

そして相談をくださった方のうち3分の1くらいは企業実習に挑戦していただきます。

また企業から求人の相談をいただいていた場合には、それにマッチするような方がいればハローワークを通じて応募をしてもらったりもします。

また当センター主催で、すでに就労移行支援事業所を利用している障害のある方を対象に、年に2度「印象の良い話し方講座」「面接対策セミナー」などを実施したりしています。

一方で、生活リズムが乱れていたりしてまだ一般の職場で働くのは難しいかなと判断すれば、その方に合った就労移行支援事業所などを紹介したりもしています。

障害のある方の一般就労をサポートする機関への支援

Q.外部の就労移行支援事業所を紹介されるんですね

数多くある就労移行支援事業所それぞれの運用体制が充実していくことを通じて、地域全体として障害のある方々の安定的な就労を実現させていきたいと思っているのです。

まず年に1回のペースで支援学校の保護者の方や障害のある方ご本人に向け、毎年20前後の就労移行支援事業所の合同説明会を開催しています。

各機関の方にそれぞれブースに入っていただき、就労移行支援事業所がどのようなサポートをしているかという全体説明をした後、それぞれに方が気になる事業所のブースで担当者から直接話を聞くことができます。

障害のある方やその保護者にとって、半日で最大6つの事業所の話が聞けて比較検討もしやすくなるため、引き続き実施していく予定です。

Q.就労移行支援事業所へのサポートについて教えてください

実は障害のある方を支援したいと考える若い方が増えてきています。ただ障害そのものはとても多岐に渡っていて複雑であり、また障害のある方が一般就労して職場に定着してもらうためにも、さまざまな知見や経験などが必要になってきます。

そこで当センターが各事業所のまだ経験が浅い支援員の方々に対し、例えば「障害のある方を受け入れている企業の窓口の方との話し方」などの勉強会を開いたり、意見交換会や事例共有会なども実施しています。

Q.他にはいかがですか?

知見・経験やノウハウを共有するためには就労移行支援事業所の支援員の方々の横のつながりが重要だと思っています。そんな面でも当センターが一役を買いたいと思っています。

毎回60人前後の若手支援員が参加されてさまざまなテーマでの意見交換などをしていただく「京都市就労移行ネットワーク」という年3回の会合の事務局を担っています。

Q.最後に支援員の丸橋さんから一言お願います

障害や疾病のある方は本当にたくさんいます。またその方々を支援する機関もたくさんあります。決してあなた一人ではありませんし、孤独を感じずまずは相談の窓口として当センターにご連絡をいただければと思います。

Q.西川さんからもお願いします

当センターではさまざまな外部機関とも連携を取って本当にさまざまなことをしていますし、いろいろなことにお役に立てると思います。勇気も必要だと思いますがまずは当センターにご連絡をいただくことで、気持ちを楽にしていただければと思います。

― ありがとうございました!

就労移行支援事業とは

就労移行支援とは障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。

一般企業などへの就職を目指す障害のある方を対象に、就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートやトレーニングを実施しています。

対象となるのは障害のある18歳以上65歳未満の方で、原則最大2年間利用できて、多くの方において自己費用の負担はありません

就労移行支援事業所では、利用者の方は事業所に通所し、サービス利用計画に基づいて障害のある方それぞれの特性や症状に応じて必要なトレーニングを受けられます。

2年以内での就職を目指し、実際に卒業して働き始めてからも最長3年半の「定着支援」を受けることも可能になります。

私たち京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルでは、特にご利用者一人ひとりの特性や状況など応じた支援を心掛け、過去に80人を超える障害者の就労を支援してきています。

ぜひ見学にお越しください!

スキルアップスマイルは、京都の中心地である四条烏丸の交差点角の駅直結の大きなオフィスビルの中にあります。

とても便利な場所ですのでもし当事業所に興味をお持ちいただけましたら、見学がてら足をお運びいただければ幸いです!

スキルアップスマイルがどんなところか気になる! 少し相談してみたい!という方は、まずは下記のページをクリックし、見学予約したり、資料をダウンロードしてみてください。

 

前の記事:
«

まずはお気軽にご相談ください

京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルが、一人ひとりのご状況に合わせて就職と定着をサポートしていきます。

利用者の男性と女性