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双極性障害の方に向いている仕事とは?/配慮ポイントなどスタッフが解説!

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2024.02.05.

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     双極性障害とは?
 
双極性障害はとは、気分が高揚して活動的になるなどの「躁状態」と、気分が落ち込み悲観的になって活動がしづらくなるなどの「うつ状態」を繰り返す精神疾患のことです。

以前は「躁うつ病」とも呼ばれていて決して珍しい障害ではありません。
 
躁状態が仕事に及ぼす影響としては、気分が高まって休息も取らないで仕事を続けたり、自信過剰になって何でもできると仕事を引き受けてしまったりするようなことがあります。

その結果として職場の人間関係でトラブルも起きやすくなります。
 
一方うつ状態のときの影響としては、常に疲労感や倦怠感があって何もやる気にもなれなかったり、憂鬱な気分が続いて集中力も低下してミスが多くなったりもします。

そしてときには出社できなくなって仕事に穴を開けてしまうこともあります。
 
双極性障害とうつ病はおなじ「うつ状態」があることで混同されることもありますが、別の疾患であり治療法も異なります。
 
双極性障害では症状を和らげる薬物治療や精神科でのリハビリテーションなどの治療法がありますが、再発しやすい疾患なため必ず適切な治療を受けることが重要です。

  



 

     「双極性障害」の方の仕事選び
 
双極性障害のある人の仕事選びについては、1人ひとりで現れる特性が異なるためそれぞれの特性に応じて検討すべきです。
 
あくまで参考までに双極性障害のある方に向いている働き方や仕事を記すと下記のようになります。

・年間を通して勤務時間に大きな変化がない
・自分のペースを保って働くことができる
・人とのコミュニケーションが少ない
 
一方で下記のような仕事は向いていないでしょう。

・時期によって業務量に大きな差がある
・突発的な残業などが頻繁にある
・ノルマや締め切りが厳しい
 
これから考えると双極性障害のある方に向いている仕事としては、まずは接客や電話応対などの少ない事務職全般が挙げられます。

事務職ではそれぞれが担当する定型業務が明確に割り当てられているため、自分のペースで働きやすいからです。
 
また店舗のバッグヤードや工場などでの軽作業も向いています。こちらもシンプルに作業が割り振られて黙々と取り組むことが可能だからです。
 
そして納期が近づくと少しプレッシャーも生まれますが、プログラマーやWebデザイナーなども自分の体調やペースに合わせて作業が進めやすい仕事でもあります。

  



 

     職場に配慮を求めたいこと
 
双極性障害においては「躁状態」のときも「うつ状態」のときも、それぞれで人間関係におけるトラブルに発展する可能性がありますので、職場の方々に配慮を求めたいものです。
 
まず自分の障害特性、つまりそれぞれの状態のときにどのような特性が現れるのかについて、事前に職場の方々に理解をしてもらっておくことがとても重要です。
 
そしてどのような状況や状態になると特性が現れやすいのか、その予兆を職場の方々にも知っておいていただき、気づいてもらえるような環境づくりを依頼しましょう。
 
また自分で予兆を感じたときは職場の方々に伝えるだけでなく、決して無理に働こうとはせずにしっかり休みをとって体調を整えるようにしましょう。

  
     就労移行支援事業所を利用するメリット
 
前述しましたが双極性障害は再発しやすい精神疾患なため、焦って働こうとすることはとても危険です。
 
それぞれどのような状況になると「躁状態」「うつ状態」の特性が現れやすいのか? 
またそれぞれの特性が現れたときにはどのようにすれば寛解状態に戻していくことができるのか? 
まずはそのようなことを自分自身でしっかりの理解し、そして体得していく必要があります。
 
また仮に就職して働き始めてからも再び特性が強く表れることもあり、就職後のケアも必要になってきます。
 
そんな意味では、2年間利用ができて1人ひとりの利用者の障害特性に沿ってサポートをしてくれて、就職後も最大3年6カ月は定期面談などを実施する就労移行支援事業所を利用されることを検討されてはいかがでしょうか?

  



 

     まとめ
 
双極性障害はとは、気分が高揚して活動的になるなどの「躁状態」と、気分が落ち込み悲観的になって活動がしづらくなるなどの「うつ状態」を繰り返す精神疾患のことです。
 
「躁状態」においても「うつ状態」においても、業務量や業務時間が大きく変化したり、常に人とのコミュニケーションを必要としたり、強いプレッシャーがかかる仕事は向いておらず、事務職全般や軽作業、プログラマーなど自分のペースで働けるような仕事が向いています。
 
双極性障害は再発することが多いため、それぞれの方の特性に合わせて2年に渡って支援をしてくれて、就職後もサポートをしてくれる就労移行支援事業所の利用を検討されてはいかがでしょうか?
 
私たち京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルでも、双極性障害のある方が数多く利用され、一般就労に成功後も長くその職場に定着されている方も多くいて、そんな実例をお伝えすることもできます。
 
京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。
 
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