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発達障害の特性とは?

#ブログ

2023.11.17.

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発達障害とは自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などの生まれつきの脳機能の発達の違いによる障害のことを言います。
 
この障害は生まれながらの違いですので子どもの頃から特性が少し現れていても、ご本人も周りの方も気づかないまま大人になるケースも多くあり、やがて生きづらさなどを感じるようになります。
 
そして就活や実際に働き始め、面接でうまく話せなかったり、職場での人間関係や業務上でつまずいたり、困りごとが増えてきて初めて自分の障害に気付くことも多いです。
 
今回はこの発達障害の特性と周囲の方々が取るべき配慮についてまとめます。

  
  ■発達障害の特性
 
発達障害のある方には知的障害を始めとする他の神経発達症、うつ病や双極性障害、不安症、統合失調症などを伴うこともあってその特性は一概には言えませんが、主な発達障害についてはその特性は下記のようになります。
 
1)自閉スペクトラム症(ASD)
・人とうまくコミュニケーションを取れない
・グループ内の暗黙のルールを理解できない
同じ服や同じ作業手順にこだわる
音や光に対して過敏である
 
2)注意欠如・多動症(ADHD)
一つの物事に集中することが苦手でケアレスミスが多い
・興味のあることに集中し過ぎてしまう
忘れ物や物を無くすことが多い
約束や時間を守ることが苦手
・衝動的な発言や行動をすることがある
 
  ■配慮のポイント
 
前述したように発達障害の特性は1人ひとりで少しずつ異なるため、それぞれの方の特性に応じて配慮をする必要がありますが、下記2つの発達障害の方に対しては下記のような対応例が考えられます。
 
1)自閉スペクトラム症(ASD)の方への配慮については、職場では「指示はあいまいにせず伝える」「指示を急に変更しない」「音や光に過敏な人には適切な環境を用意する」など。家庭では「対人的なルールを伝えておく」「失礼な言葉を聞いたら指摘する」などなどです。

2)注意欠如・多動症(ADHD)の方への配慮については、職場では「指示は文書にして伝える」「一度に多くのことを頼まない」「締切や約束には前もって声をかける」など。家庭では「スケジュールや持ち物を一緒に確認する」「過度に集中しないよう見守る」などなどです。
  
  ■スキルアップスマイルの自己理解HQトレーニング
 
自分自身の特性をしっかり理解することは安易なことではありません。
 
まずは医師の診断を受けることが重要ですが、スキルアップスマイルでは、「障害理解」というトレーニングやグループワークなどを通じて、ご利用者それぞれの方に自分の特性をより理解していただけるようにサポートさせていただいています。
 
また、親会社であるエスユーエスが20年近くかけて開発・運用を続けているHQ Profile」という自己理解プログラムを活用したトレーニングも行っています。
 
このHQ Profileはすでに3,000社以上の会社や京都府の就職サポート施設でも活用されて高い評価を得ているプログラムで、ご利用者の方々からも好評です。
 
自分の障害特性をしっかり把握することでこそ、自分がどのようなスキルを高めれば良いかや周囲にどのような配慮を求めたいのかが明確になっていきます。
  
  ■まとめ
 
発達障害は生まれつきの脳機能の違いによる障害で、知的障害や他の神経発達症、うつ病や統合失調症などを伴うことも多くあり、その特性は1人ひとりで少しずつ違いがあります。
 
就活を始めたり、就職して実際に働いたりしてみて困りごとが増え、自分の障害に気付くことも多々あります。
 
京都の就労移行支援事業所である私たちスキルアップスマイルでも数多くの発達障害のある方々がトレーニングを積み、実際に就職されて周囲からの配慮を得て長くその会社で活躍されていて、そんなさまざまな実例をお伝えすることもできます。
 
京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。
 
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