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音に敏感な発達障害(ADHD)の方におすすめしたい防音対策とは?

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2023.11.14.

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目次

   
 
■ADHDとは?
 
ADHDAttention Deficit Hyperactivity Disorder)は、注意欠如・多動性障害と呼ばれる発達障害の一種です。
 
主に注意の欠如、過剰な活動性、衝動性の3つの症状が特徴とされています。

以下にそれぞれの特性を具体的に説明します。
 
1)注意の欠如
・集中力が続かない
・細かい作業が苦手でミスが多い
・指示やタスクを忘れがち
・物を失くしたり、整理整頓が難しい など
 
2)過剰な活動性
・目的なしに行動したり、落ち着かない
・手や足を絶えず動かしたり、静かに座っていることが難しい
・落ち着いているように見える状況でも、内部的には不安定なエネルギーを感じることがある など
 
3)衝動性
・衝動的でよく考えずに行動する
・社会的なルールを守るのが難しく、他人との関わりでトラブルが起こりがち
・危険をかえりみずリスクを取ることがある など

  



 
■ADHDの方と音の関係
 
ADHDの方の中には聴覚が過敏な方がおられます。

特定の音に過剰に反応したり、多くの人にとっては何ら気にならない音が耐えられないくらい大きく感じたりされます。

それが原因でイライラしたりぐったり疲れてしまうこともあります。
 
また、自分が発している声や音が騒音になっていることに気付けないこともあります。
 
ADHDと聴覚過敏の関係性についてははっきりした原因を特定することは難しく、脳機能や耳の機能の不全やストレス、自律神経の乱れなどさまざまなことが要因となるようです。
 
ADHDの方は外部からの刺激に対する特性を持ちやすく、聴覚過敏だけでなくほかの感覚過敏の症状が起きることもあります。

  




■ADHDの方に最低限おすすめしたい防音対策
 
聴覚過敏の方がどんな音に過剰に反応してしまうのかは人によってさまざまですので一律の対策はありません。まずは自分がどのような音に過敏なのかを明らかにすることが重要です。
 
たとえばお住まいの中でドアの開閉音が気になるなら隙間テープで対策したり、他の部屋の音が気になるなら防音カーテンで間仕切りしたりなどです。
 
インターネット上にさまざまなアイテムが紹介されていますので、自分が過敏になる音への対策となる手段を探してみてください。
 
一方で、職場や外出先などいろいろな音や声が耳に入ってくる場合は、耳全体を覆うタイプの防音保護具であるイヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンなどを活用することも有効です。
 
また、周囲の人に聴覚過敏について伝えるツールとして、ネット上に無償で提供されている「聴覚過敏保護用シンボルマーク」もありますので活用を検討してもても良いでしょう。
 
特に職場などにおいては上司の方に自分の特性や過敏になる音や声などを説明して、イヤーマフの使用許可や座席位置の変更などを含め、周囲の方々からの合理的な配慮をもらえるよう依頼をすることが重要です。

  



 
■まとめ
 
ADHDの方の中には音に敏感でそれが原因でイライラしたり疲れが出たりすることがあり、生きづらさを感じている方もおられるでしょう。
 
まずは自分がどうような音に過敏なのかを洗い出し、それぞれに対して対策を施すことが重要です。
 
特に職場においては、周囲の方々からの合理的な配慮をもらえるよう上司の方に相談してみましょう。
 
私たち京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルのご利用者の方でも、これまで音に敏感な特性を持った方もおられ、そんな実例をお伝えすることも可能です。
 
京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。
 
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