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ASD（自閉症スペクトラム）とは？／サポートのある支援機関

2023.08.21.

ASD（自閉症スペクトラム）とは、発達障害の一種で、以下の特徴が含まれますが人によって程度が違います。

なお、数年前まではよく耳にした「アスペルガー症候群」は、今はASDの一部とされています。

① コミュニケーションが難しい

他人とのコミュニケーションに困難を感じることがあります。例えば、相手の目を見つめることや表情の意味を理解するのが難しいことがあります。また、他人との対話や会話の流れを理解するのも難しい場合があります。

② 興味の範囲が狭い

特定のことに非常に興味を持ち、それについて詳しく知識を持ち深く、没頭することがあります。一方で、他のことにはあまり興味を示さないことがあります。

③ 反復行動する

同じ動作や行動を何度も繰り返すことがあります。これには物を並べる、特定の言葉やフレーズを繰り返す、繰り返し同じ動作をするなどが含まれます。

④ 感覚が違う

他の人との感覚に違いを感じることがあります。音や光、触感などに対する感受性が通常より高いか低い場合もあります。たとえば一般的な人よりも騒音に敏感であったり、逆に痛みや温度の変化に鈍感であったりすることがあります。

⑤ 予測が難しい

日常生活での変化に対処するのが難しいことがあります。予期せぬできごとや予定の変更にストレスを感じることがあります。一方で、同じ環境やルーティンを維持することで、安心感を得ることがあります。

ASDかどうかは自己診断ではなく医師の評価が必要です。ASDは行動療法や薬物療法（判断に基づいて処方される場合もあります）で特性を和らげていくことも可能です。

また、ASDの人は一般的にこだわりが強く、見落としがちな細かいミスや間違いにもよく気付きます。

ルールを順守したり、ロジカルに考えを組み立てたりするのもうまいと言われています。こうした長所を活かせる仕事も多いはずです。

ちなみにASDであることを公表している著名人も以下のように多くいます。

米津玄師さん

栗原類さん

イーロン・マスクさん

なお、ASDの特性を持つ方が「働くこと」を目指すときに利用できる機関は以下のように数多くあります。

ハローワーク

正式には公共職業安定所という就労を希望する人に求人を紹介したり、その他の就労に必要な情報や知識、訓練を提供するなどしてその就労を支援します。全国に500ヶ所以上のハローワークがあります。

地域障害者職業センター

独立行政法人が運営する障害者の就労に関わる相談や支援（専門的職業リハビリテーション）をおこなう機関です。具体的には職業評価、職業指導、職業準備訓練および職場適応援助を提供します。

障害者就業・生活支援センター

障害者の就業と生活両面での相談支援を実施する機関です。雇用、保健、福祉、教育等の関係機関と連携し、障害者の問題を具体的に解決します。

就労移行支援事業所

一般企業などでの働くことを希望する障がいのある人で、就労できる見込みがある人に対して通所でトレーニングを実施する事業所です。

事業所内でさまざまな訓練や実習（ビジネスマナーやパソコンスキルなど）をしたり、就職活動のサポートもします。

ASDの特性を持つ方は急増しており、先述のように多くの著名人もASDであることを開示して、社会での理解もかなり深まってきています。もしご自身が自分にもその特性があるのかな？と思われた場合、安心して上記のようなさまざまな機関に相談されることをお勧めします。

京都の就労移行支援事業所スキルアップスマイルは、京都の中心地である四条駅と烏丸駅に直結したビル内に事業所を構えてとても便利ですので、一度見学がてらご相談にお越しいただければと思っています。

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