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精神障害者保健福祉手帳とは?等級やサービスについて詳しく解説!

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2023.05.01.

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■精神障害者保健福祉手帳とは?
精神障害者保健福祉手帳とは、日本国内において、精神障害を持つ人が必要とする医療や福祉のサービスを受けるための手続きに必要な書類のひとつです。
 
この手帳は、精神障害によって日常生活や社会生活に困難を抱えている人々が、医療や社会福祉などの支援を受けやすくするために作られたもので、精神保健福祉法に基づいて発行されます。
 
手帳には、精神障害の程度や種類に応じて1級から3級までの等級が設定され、手帳の等級に応じて、医療費の助成や税制上の優遇措置、公的な福祉サービスの利用など、様々なサポートが受けられるようになります。
 
手帳は、精神科医師の診断書をもとに主治医または指定医療機関で交付され、手帳の有効期限は原則として2年です。再発行も可能で、本人や家族が手続きを行います。


■精神障害手帳の等級とは?
〇精神障害者保健福祉手帳1級
重度の精神障害があることを示す級であり、高度な医療や社会的ケアが必要であることが判定されます。

入院中や通院中でも生活が困難な場合が多く、訪問医療やデイケアなどのサービスを受けることができます。

また、公共交通機関や宿泊施設の利用料金が割引されるほか、雇用支援や社会復帰支援の制度があります。

精神障害の重度化により生じる社会生活上の制約を軽減するため、様々なサポートが行われます。

〇精神障害者保健福祉手帳2級
2級は、障害の程度が1級に比べ軽いが、長期的な治療や支援が必要な場合に交付されます。

2級の手帳を持っていると、医療費の助成や就労支援、住宅改修などの制度を受けることができます。

ただし、1級に比べて制度の範囲が狭いため、必要な支援が十分に受けられない場合もあります。

〇精神障害者保健福祉手帳3級 
一定の治療が必要であるが、1級・2級に比べて障害の程度が軽度の場合に交付されます。

社会生活に支障をきたすこともありますが、病状が安定している場合が多いこともあります。

3級の手帳を持つことで、福祉サービスの利用や医療費の助成、雇用の支援などが受けられる場合があります。

ただし、1級・2級に比べて受けられる支援が少ないこともあります。




 

精神障害等級の判定は、以下の2つの方法があります。
医師による診断書に基づく方法で、申請者の診断状態、日常生活や社会生活における制限などを診断書に記載し、その内容をもとに審査が行われます。

精神科医や心療内科医などの専門医が診断書を作成することが一般的です。

②障害者総合支援法に基づく総合的な判断による方法で、専門職員が申請者の状況を総合的に判断します。

具体的には、医師の診断書に加え、生活面や社会参加面の制限など、申請者の状況について面接や観察を行い、総合的に判断します。

福祉相談員が、本人や家族と面接を行います。この面接で、本人の日常生活や社会生活における困難などを詳しく聞き取り、障害等級を判定するための情報を収集します。 

いずれの場合も、障害等級の判定は個人差があるため、正確な判定には専門的な知識と経験が必要です。判定は公平かつ適切に行われるよう、専門的な審査員による厳密な審査が行われます。



 

■精神障害者保健福祉手帳の交付までの期間
 
精神障害者保健福祉手帳の交付までの期間は、申請してから1ヶ月~2ヵ月程度が目安とされています。ただし、個人差や地域差、申請時期や書類の提出状況によっては、期間が延びることもあります。
 
申請時に必要な書類が揃っているかどうか、また申請書類に漏れがないかどうかを確認し、審査が行われます。審査結果によって交付が決定され、交付された手帳には有効期限が記載されています。



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