就労移行支援って何だろう?
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就労移行支援とは?
就労移行支援は、障害のある方の社会参加をサポートする障害者総合支援法に基づいた就労支援サービスの一つです。
一般企業への就職を目指す65歳未満の障害のある方に対して就職や定着に必要な知識やスキル向上のためのサポートをおこないます。
障害者総合支援法に定められた障害のある方の「働く」をサポートする福祉サービスには「就労移行支援」と「就労継続支援A型・B型」の2つがあります。
2つの違いは下の表のようになります。
就労移行支援、就労継続支援A型・B型の違い
就労移行支援事業所 | 就労継続支援A型事業所 | 就労継続支援B型事業所 | |
---|---|---|---|
概要 | 一般企業への就職を目指すために必要なスキルを身につける | 現時点で一般企業への就職が困難だと考えている方への就労や生産活動の機会の提供 | |
利用期間 | 原則2年間 | 期限なし | |
雇用契約 | なし | あり | なし |
給与 | なし | 賃金 全国平均6~8万円/月 |
工賃 全国平均1~2万円/月 |
※出典:厚生労働省 障害者の就労移行支援対策の状況
令和2年度平均工賃(賃金)月額の実績について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html
1日の流れ
スキルアップスマイルでの1日のトレーニングスケジュール・流れです。
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10:00-
朝礼・ラジオ体操
朝礼、ラジオ体操から1日がスタートします!
9:35~開放しています。 -
10:10-
トレーニング
通所とオンラインを組み合わせたハイブリッド型で進めていきます。在宅ワークのスキルも高めていくことができます。
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12:00-
昼休憩
午後のトレーニングに向けて休憩を。それぞれの過ごし方でリラックスしてください。和気あいあいと食事や談笑する方もいらっしゃいますし、ゆっくりと休憩される方もいらっしゃいます。
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13:00-
トレーニング
PCスキルの向上や、コミュニケーション力を始めとしたヒューマンスキル向上ほか、就職・職場定着に向けた各種トレーニングがあります。
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14:50-
掃除・終礼
毎日掃除をしっかりと行います。終礼では学んだ事の振り返りを行います。
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15:00-
面談・相談
必要に応じて個別面談を行います。相談があればいつでもお気軽に。
どんな人が利用できますか?
就労移行支援を利用できる方は、以下のような方です。
- 精神障害、発達障害、身体障害、知的障害、難病のある方
- 18歳以上65歳未満の方
- 一般企業へ就職したいと考えている方
※障害者手帳をお持ちではなくても、医師や自治体の判断などにより、就職に困難が認められる方も利用することができます。
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長く働くために、生活リズムの整え方を知りたい
- 昼夜逆転が当たり前の生活を過ごしている
- 頑張りすぎて、気が付いたら力尽きてしまう
- 健康的な毎日を送りたい
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面接できちんと受け答えができない
- いつも一次面接で落ちてしまう
- 緊張をして頭が真っ白になってしまう
- 面接官の質問の意図が理解できない
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自分なりのコミュニケーション方法を見つけたい
- 空気が読めない発言をしてしまう
- 人と話すのが辛い でも話してみたい
- 会話が続かない
どれくらいの期間利用できますか?
就労移行支援を利用できる期間は原則として2年間です。
この2年間で生活リズムを整え、就職するためのスキルを身につけたり、自分にあった仕事や企業をみつけていきます。
障がいのあるご利用者さまとスタッフが相談しながら目標に向けて一緒に課題に向き合い就労を目指します。そのため利用期間もご利用者さまによって違ってきます。
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あせらず自分に合った仕事を見つけたい。
「生活リズムが崩れているので、決まった時間に起きて事業所に通う。まずは週3日から、、、」と利用を始めたAさん。
そして少しずつ定時に起きることが苦にならなくなり、事業所では苦手だったPCスキルを高めていかれました。
また、あせらず自分に合う業種や仕事を見つけたいという気持ちから実習募集があれば率先して手を挙げ、実際の就職活動でも数多くの会社を受け、今も無理なく働き続けることができています。
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少しでも早く就職したい
「早ければ半年、遅くても1年以内に働き始めたい」と目標を掲げていたBさん。
事業所では苦手意識があったセルフマネジメント系とビジネスマナーのトレーニングに熱心に取り組まれました。
履歴書などの作成にも力を入れられ、利用開始から4か月後には実際に10社近くに応募して何度も面接練習を重ねて、目標どおり利用開始から7か月後には就職。学んだセルフマネジメントを活かして長期就労されています。
利用料金と利用の手続きの流れ
ほとんどの方は無料でお使いいただけています。算出方法は以下をご確認ください。なお、テキスト代などは一切いただいておりません。自宅からの交通費・昼食代は自己負担となります。
障害福祉サービスの自己負担は、所得に応じて次の4区分の負担上限月額が設定され、ひと月に利用したサービス量にかかわらず、それ以上の負担は生じません。
利用料金について
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
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生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満)※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)。 | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
- (注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
- (注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
- (注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/hutan1.html
手続きの流れについて
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01
お問い合わせ
まずは気軽にお電話やお問い合わせフォームでご連絡をください。
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02
見学/相談
働くことへのご希望やご不安、障がいによるお困りごとなどをお聞きし、どのような支援ができるかを説明します。
※相談=利用開始ではありません -
03
体験利用(無料)
数日間、実際のトレーニングを体験していただきます。
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04
利用申請
お住まいの市区町村の福祉窓口への申請をサポートします。ご希望があれば支援員が同行もします。
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05
利用開始/支援計画
利用契約を結び、ご利用者に応じた無理のない支援計画を立て、定期的に面談を重ねてトレーニングに励んでいただきます。
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06
就労後
就労後も長く職場で活躍するための支援を受ける事ができます。